大谷翔平“看板直撃ボール”掴んだのは福島の女子大生 妹との“争奪戦”制し感無量
福島から家族で観戦、隣に妹も「負けじと取りに行きました」
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)が12日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」の豪州戦で初回に先制の1号3ランを放った。看板直撃の特大弾をキャッチした幸運の持ち主は、女子大生の赤津優奈さん。宝物を手にし「部屋に大切に飾ります」と嬉しそうな表情を見せた。
初回無死一、二塁で大谷が放った打球は一直線に自身が映った看板スクリーンに直撃。落ちてきて赤津さんの足元に転がってきたのだ。妹も隣に座っていたが「負けじと取りに行きました」と笑う。外野席だったこともあり、本塁打が来ることを祈りグラブを持参していた。ただ、キャッチしたときは素手だった。
争奪戦に勝利すると、本塁打のボールを周りの観客が撮影会。1周回って戻ってきた。家族の影響で野球好きになり、中学1年から高校3年までソフトボールにのめりこんだ。この日はその家族とともに福島・いわき市から車で来た。
2017年の第4回大会で打率.450(20打数9安打)と活躍した小林誠司捕手に憧れ、巨人ファンになった。当時はテレビで見ていたため、この日が自身にとって初めてのWBC観戦。「とても嬉しいです」と感無量だった。