チェコ監督が日本に感謝「こっぴどい試合をありがとう」 3年後再会へ「上達を約束」

WBCチェコ代表のパベル・ハジム監督【写真:荒川祐史】
WBCチェコ代表のパベル・ハジム監督【写真:荒川祐史】

東京プールで大健闘のチェコ代表、監督はすでに3年後見据える

「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」で大きな話題を呼んだのが、WBC本大会には初出場となったチェコ共和国代表だ。13日の豪州戦を前にパベル・ハジム監督が会見に臨み、日本での得難い経験を振り返ったうえで「3年後私たちは、どれだけ上達したかをお見せする」と再会を約束した。

 ハジム監督は11日の日本戦で、ウィリー・エスカラ内野手が佐々木朗希投手から死球を受けた場面と、その後お互いの紳士的な対応が話題になっていることを振り返り「野球は戦争でも戦いでもなく、スポーツマンシップにのっとった競技です。MLB機構に感謝の気持ちでいっぱいです。こんなに素晴らしい国際舞台を用意してくださった」と語った。

 チェコの選手にとっては、ドーム球場を埋めた満員のファンの前で試合をすること、そして暖かい反応もすべてが初体験だった。指揮官は日本に対し「私たちにこっぴどく、激しい試合をしてくれたことも含めてありがとう。あなたたちは強かったです。3年後私たちは、どれだけ上達したかをお見せすると約束したい」と力強く口にした。2026年に予定される次のWBCに向け、すぐに動き始める。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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