西武・源田が開幕メンバー外、復帰は5月か WBCで右手小指骨折…GM「治すこと最優先」
渡辺GM「本人は開幕から出たいと言ったが…」
野球日本代表「侍ジャパン」の一員として第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの優勝に貢献した西武・源田壮亮内野手が28日、3日後に迫ったシーズン開幕の1軍メンバーから外れることが明らかになった。この日、渡辺久信GMは、右手小指の第2関節と付け根の間を骨折したと発表。「まず怪我を治すことを最優先にすることに決めました」と語った。
渡辺GMは、源田の現状を説明。チームドクターによると、治療は4月いっぱいはかかるという。「ゲンちゃん(源田)本人は開幕から出たいと言っているが、1年は長いし、いろいろなことを考えた。『無理をすることはない』と球団から言った。投げること以外のことはできるが、患部は少し安静にした方がいい。」と語った。
源田はWBC2戦目となった1次ラウンドの韓国戦(東京ドーム)で、二塁走者として帰塁した際に右手小指を骨折。その後は2試合に欠場したものの、準々決勝以降は患部にテーピングを巻いた状態で執念の出場を続け、世界一に大きく貢献した。
チームはこの日、狭山山不動寺で必勝祈願を行い、源田も参加した。31日には、本拠地でリーグ2連覇中のオリックスを相手に今季開幕戦を行う。源田不在の窮地に、新戦力の台頭が待たれる。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)