大谷翔平は過小評価されている? 152勝右腕ら絶賛の“強靭メンタル”と切り替え術

11号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
11号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

元ホワイトソックスのピービー氏「信じられないことだ」

 エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたツインズ戦で2試合ぶりの11号ソロを放った。21日(同22日)には先発登板と、今季も二刀流で躍動。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「オフ・ベース」では、元メジャーリーガーたちが大谷について“過小評価”されていると主張した。

 番組の司会を務めるローレン・ガードナーさんが「オオタニは1964年以来となる、投手による1試合5出塁を達成しました。彼はまだ過小評価されていると思いますか?」と質問。元カージナルスのゼイビア・スクラッグス氏は「過小評価されているか分からないが、私たちは彼の良さをまだ学んでいる最中だ。選手としてまだ成長していると思う」と答えた。

 さらに「先発したとき思い通りにいかなくてイライラしていた。でも3ランを放って自分を援護をした。多くの選手はできないことだ。いや、ごめん、球界でこんなことができる選手なんていない。彼のできることを、私たちは過小評価しているのかもしれない」と称えた。

 また元ホワイトソックスで、通算388登板で152勝126敗のジェイク・ピービー氏は「誰も触れないけど、メンタルの強さと視野の広さが過小評価されていると思う。私が先発して、(相手)スコアボードに3、4点が並んだとき、淡々と一生懸命投げ続けることは難しかった」と注目する。

「打撃面でも(失点したあとに打てることは)信じられないことだ。4対4の同点で、彼は既に4失点している。多くの場合、そのことに気に取られて、精神的に影響してくる。でも彼はそれらのことを置いておいて、(打席に)集中して、結果を残した。彼はユニコーンだ」と投打の切り替えに驚愕した。

 さらに「7回まで投げたあと、(翌日に備えるために)身体の調子を整えなくてはいけない。私の場合だったら、次の対戦相手を考えているだけだが、彼はDHの準備をしている。そして、OPSでは球界最高のマイク・トラウトを上回っている。本当に素晴らしい選手だ。メンタルの強さと視野の広さも素晴らしい」と賛辞が止まらなかった。これにはガードナーさんも「信じられないことね。オオタニはなぜか、まだ過小評価されているということだわ」と驚いていた。

(Full-Count編集部)

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