大谷翔平は「デカいと思った」 25歳右腕が感じた圧…2K斬り呼び込んだ“不意打ち”

「3番・指名打者」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
「3番・指名打者」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

Dバックスのネルソンは8回途中1失点…大谷にスライダーは使わず

■Dバックス 3ー1 エンゼルス(日本時間2日・アナハイム)

 打席でのオーラにも臆することなく投げ切った。ダイヤモンドバックスのライン・ネルソン投手は1日(日本時間2日)の敵地エンゼルス戦に先発し、今季5勝目(4敗)を挙げた。6月15本塁打と絶好調の大谷翔平投手から2三振を奪うなど無安打に封じ、圧倒的な投球で8回途中1失点。「テレビで見るときと同じくらいデカいと思った」と大谷との初対戦の印象を語った。

 奪った6個の三振のうち、2つが大谷からだった。4回の第2打席は低めチェンジアップで空振り三振を奪うと、6回の第3打席は高めの釣り球を振らせた。「不意をつくことを意識した」と前日6月30日(同1日)に左腕ヘンリーが特大弾を浴びたスライダーは1球も投げなかった。

 昨年9月にメジャーデビューした25歳の右腕は大谷とは初対戦。「彼は現在、球界最高の選手だ」。威圧感や大きさに驚いた。それでも、「雑音を消したかった」と捕手のミットだけを狙って腕を振った。大谷を9戦ぶりの無安打に封じ、許した失点はレンドンのソロのみ。「いい球を投げられたし、不意を突けたと思う」。球界最高の選手を抑えたことは自信になったようだった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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