大谷翔平は9戦連続スタメン外 指揮官が説明、右脇腹の痛みは「少しだけ」
ネビン監督「もどかしさも理解できる。プレーできるタイミングを待っている」
■マリナーズ ー エンゼルス(日本時間13日・シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地・マリナーズ戦の先発メンバーから外れた。これで9試合連続のベンチスタート。フィル・ネビン監督は「彼が準備ができているという日にプレーする。準備をしてプレーできる状態だと言ってきたら試合に出す。ただ、今も少しだけ(痛みを)感じている」と明かした。
大谷は4日(同5日)の本拠地・オリオールズ戦前の打撃練習中に右脇腹を痛め、前日まで8試合連続で欠場。8戦連続欠場は左膝を手術した2019年9月以来4年ぶりだった。ネビン監督は「彼が準備ができているという日にプレーする。今日は彼抜きのラインナップにした」と語った。
この日、赤のチームパーカーを着た大谷はロッカールームに姿を見せ、報道陣からの挨拶に「おっす」と明るい表情で応じた。ネビン監督によると、全体練習前に室内での打撃練習などを行ったという。「すべてのワークアウトを行った。いろんなことを軽めに行った」。患部の右脇腹の状態は確かに戻りつつあるようだ。
14日(同15日)は試合なしの休養日。15日(同16日)から本拠地に戻ってタイガース3連戦となる。「2日間休んで、その次の日はオフだから金曜日にプレーできるかもしれないと提案したい気持ちもある。だが、『明日来て状態が良ければ、その時に伝える』と私に言っている」と、ネビン監督は話し合いの内容の一端を明かす。「もどかしさも理解できる。プレーできるタイミングを我々は待っている」。指揮官も早期復帰を待ち望んでいる。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)