ダルビッシュが今季中の復帰断念 指揮官が明言「シーズン終了させる方が賢明と感じた」

パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

ダルビッシュ「ストレスリアクションがあったので、今シーズンはもう」

 右肘の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているパドレスのダルビッシュ有投手が、今季中の復帰を断念するようだ。ボブ・メルビン監督が12日(日本時間13日)に明かした。「ユウに関しては、残りのシーズンは欠場することになる。もう少し休ませて、どういう状況になるか見てみる」と説明している。

 地元ラジオ局「97.3 The Fan」がインタビュー映像を公開した。「とにかく状態が改善されなかった。今の我々の状況的に、シーズンを終了させる方が賢明だと感じた」と指揮官。「また状態が良くなって、また投げ始められるようになる際に判断していく。しかし、それは今シーズンの残りの数週間では起きない」と明言した。

 右肘の骨棘と診断され、今季中の復帰を目指し、調整を続けていたが叶わなかった。手術の可能性は高まったかとの質問には、「私としては、必ずしもそうだとは全く思わない。というより状態を落ち着かせることが狙いだ。休ませることが最善策だと思う」と答えている。

 ダルビッシュ本人も「90フィート(約27メートル)投げた後に、またストレスリアクションのところがちょっと気になったので。もともとストレスリアクションがあったのはわかっていたから、それだったらたぶん、今シーズンはもう」と説明した。

 ダルビッシュは、8月25日(同26日)のブルワーズ戦に登板したが、4回6安打5失点で10敗目。その後、28日(同29日)にIL入りが発表され、26日(同27日)に遡って適用されていた。今季は24試合に先発して8勝10敗、防御率4.56。日米通算200勝まで残り4勝に迫っていたが、来季に持ち越しになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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