米識者衝撃の「1.84」 伝説のCY賞投手を彷彿…山本由伸は「非の打ちどころがない」
「ピッチング・ニンジャ」フリードマン氏が山本由伸を称賛
9日のロッテ戦(ZOZOマリン)で自身2度目、戦後初の2年連続のノーヒットノーランを達成したオリックス・山本由伸投手。今オフのメジャー挑戦が見込まれ争奪戦も必至だが、米識者もまた、右腕の驚異的な数字を挙げながら、MLBのレジェンドになぞらえて「すぐさま大きな影響を与えることになるだろう」と指摘している。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が、12日(日本時間13日)に寄稿した米スポーツ局「FOXスポーツ」の記事で言及した。多くのタイトルを獲得してきた経歴や、2度目の“ノーノー”達成などの実績に触れ、NPBで169試合を投げて通算防御率1.84という成績を「馬鹿げている」という言葉で称賛した。
「(178センチと)体は大きくはない」ながらも、90マイル後半の直球に加えて、レベルの高いオフスピード系の球種を複数操れる。それらの球種は「非の打ちどころのない制球力」だとして「ペドロ・マルティネスにとても良く似ている」と、レッドソックスなどで活躍した通算219勝、サイ・ヤング賞3回のレジェンド右腕になぞらえた。
中でもフリードマン氏は、“ヨーヨー”のようにリリースする山本のカーブを「極めて独特で効果的な球種」だとお気に入りの様子。強烈なスプリットも駆使していることから、「彼は来年、MLBで多くの三振を積み上げるのは必至だ」と締めくくっている。右腕の未来に、海の向こうの期待感は高まるばかりのようだ。
(Full-Count編集部)