大谷翔平、3年295億円の短期契約も? 右肘手術で逆に争奪戦激化か…米メディア予測

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「オオタニの争奪戦は最もクレイジーなFAとなるだろう」

 エンゼルスの大谷翔平投手は右肘の手術を行い今季が終了したが、今オフFAとなることから去就が注目を集めている。5億ドル(約741億円)の超大型契約がささやかれる中、米スポーツ局「FOXスポーツ」は3年2億ドル(約296億円)という超短期契約を予想した。

 投打二刀流で席巻するスーパースターだけに「オオタニの争奪戦は、メジャーリーグがこれまで見たことのない、最も騒々しく、最もクレイジーなFAとなるだろう」と予想。大谷が何を重視するかは不明だが「メジャーでの6年間から判断すると、太平洋に近い場所にとどまりたいと思ういくつかの強力な理由がある」と分析した。

 1つは、プレーや生活に慣れ親しんだ場所であること。1年中快適な気温が体への負担を少なくすることだ。また「西海岸のチーム(エンゼルス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、マリナーズなど)では、メディアの監視が少なく、プライベートを重視するオオタニは、そのことを好んでいるようだ。メディアの大部分は東海岸に集中しており、ヤンキース、レッドソックス、メッツ、フィリーズなどでプレーした場合、記者を避けることは難しい」と指摘した。

 しかし“勝つ”ことを考えるのであれば、それは変わるかもしれない。2017年以降、毎年のように10月もプレーしているのはドジャース、ブレーブス、アストロズ、レイズ、今季を除けばヤンキースと、ほんの一握り。「常勝球団でプレーしたいのであれば、ロケーションを妥協しなければならないかもしれない」とみている。

金額を重視ならメッツ「勝てる者はいないだろう」

 仮に金額を重視するなら「メッツのオーナーであるスティーブ・コーエンに勝てる者はいないだろう。メッツの2024年の方向性は、監督選びも含めてまだやや不透明だが、球界関係者の多くは、コーエンがオオタニの争奪戦で重要なプレーヤーになると予想している」と予測する。

 大谷は来季、打者として開幕を迎え、二刀流復帰は2025年になる見込み。記事では「5億ドル程度のオファーは、彼がフルタイムで打撃と投球を行うことが前提だった。来季投球しないことを考えると、FA市場に戻る前に自分の価値を高めるため、3年2億ドル(選手のオプトアウト付き)程度の短期契約を希望する可能性もある。本塁打を打ちやすい球場を選ぶことで、彼のエリート級の打撃力を強調することもできるだろう」と展望を述べている。

 さらに右肘故障により「より多くのチームが争奪戦に参加する可能性がある。彼が5億ドル近いオファーを受けるかどうかは、もはや確実ではない」「ほぼどの球団も可能性がある」と争奪戦を見込んだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY