日米のドラフトで広がり続ける契約金の“格差” MLB最高額13.8億円はNPBの9倍以上
今夏ドラフト全体1位のスキーンズは契約金歴代最高13.8億円
「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日に都内のホテルで行われ、支配下72人、育成50人が指名を受けた。プロ野球選手としてプレーする権利を得た計122選手には、担当スカウトからの指名あいさつや、契約金と年俸の交渉が待っている。
ドラフトで指名を受けた新人選手が入団時に受け取る契約金は、最高標準額「1億円プラス出来高5000万円」で申し合わせられているが、海の向こうのメジャーは桁違いだ。毎年のように最高額が更新され、今夏のMLBドラフトでパイレーツから全体1位指名されたポール・スキーンズ投手(ルイジアナ州立大)は、920万ドル(約13億8300万円)を記録。今夏の全体2位でナショナルズから指名されたディラン・クルーズ外野手(ルイジアナ州立大)は900万ドル(約13億5300万円)で続く。
ドラフト時の契約金ランキングでは、2019年ドラフト全体1位のアドリー・ラッチマン捕手(オリオールズ)は810万ドル(約12億1600万円)で歴代6位。今季のサイ・ヤング賞候補で、2011年ドラフト全体1位でパイレーツから指名されたゲリット・コール投手(現ヤンキース)は歴代7位の800万ドル(約12億円)となっている。
歴代の契約金トップ10のうち8選手が2020年ドラフト以降の選手たち。ラッチマン、コールや歴代9位の778万7400万ドル(約11億7000万円)のボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)らはメジャーで結果を出しており、今後も日米の契約金の差は開いていきそうだ。
(Full-Count編集部)