大砲2人がまさかの0発…目立つ“野手不振” 中日は失踪など散々、セの助っ人採点
阪神ノイジーは日本一決戦で先制3ラン…ヤクルトはオスナ、サンタナが好成績
2023年シーズンは阪神が38年ぶりの日本一に輝いて幕を閉じた。すでに来季に向けた戦力整備は始まっているが、欠かせないのが助っ人選手の存在。今シーズン、各球団の助っ人はどのような活躍を見せたのか、セ・リーグ6球団を振り返っていく。
日本一に輝いた阪神は、ノイジーが133試合に出場。打率は.240と低調だったが、守備ではリーグトップとなる12個の補殺を記録。日本シリーズ第7戦では先制3ランを放つなど大活躍だった。ミエセスは打率.222、5本16打点。指名打者、代打としての起用が多かった。投手ではブライアン・ケラーが1軍登板なしで7月に自由契約となったが、2年目のカイル・ケラーが27試合で防御率1.71、ブルワーが13試合で防御率2.38、ビーズリーは6試合で先発も務めるなど18試合で防御率2.20と安定感を見せた。
広島はアンダーソンが21試合で4勝、防御率2.20、ターリーが44試合で防御率1.74と奮闘。2021年に50試合に登板した剛腕コルニエルは8試合で1勝4敗、防御率5.10に終わった。野手ではデビッドソンが19本塁打をマーク。一方で昨季17本塁打を放ったマクブルームは6本塁打と数字を下げた。
DeNAはバウアーが途中加入ながら大車輪の活躍。中4日で先発するなど、約4か月の期間で10勝4敗と鮮烈なインパクトを残した。ウェンデルケンも61試合で防御率1.66、2勝2敗33ホールドの好成績だった。ソトは来日後最少の14本塁打、オースティンは怪我もあって0本塁打と不本意なシーズンとなった。大砲候補として期待されたアンバギーは4試合で打率.125、0本塁打に終わった。
巨人はブリンソンが88試合に出場も、守備や走塁に粗さが目立ち打率.248、11本塁打とインパクトは残せずに終わった。昨季23本塁打のウォーカーも出場機会を減らし、6日にはソフトバンクへのトレードが発表された。開幕投手を務めたビーディは、終盤は中継ぎに配置転換となり0勝6敗7ホールド1セーブ。左腕グリフィンは6勝5敗、防御率2.75。メンデスは防御率2.07と、ともに安定感を見せた。
ヤクルトはオスナが23本塁打、サンタナが18本塁打をマークし、レギュラーとして打線を支えた。来日3年目のサイスニードもローテを守り、2完封を含む7勝をマーク。ピーターズは6勝を挙げたが、終盤は2試合連続で大量失点するなど、後味の悪い終わり方となった。
ロドリゲスが来日しないアクシデントに見舞われた中日は、守護神マルティネスが防御率0.39、32セーブと抜群の投球を披露。メヒアも8試合の登板ながら3勝1敗、防御率2.23とまずまずの成績を残し、来季に期待がかかる。一方で野手はカリステが打率.233、5本塁打。アキーノとアルモンテはともに1本塁打で、すでに退団が発表されている。ビシエドも6本塁打に終わり、最下位低迷の一因となった。
(Full-Count編集部)