50歳イチロー氏、116球で完封勝利 最速138キロで9K、打撃は初安打&初マルチ
バットでは5回に右中間二塁打、3年9打席目で初の快音
「高校野球女子選抜」vs「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」は21日に東京ドームで行われ、イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)は9回5安打無失点と好投した。116球を投げて、9奪三振2四球で2年ぶりの完封勝利を挙げた。打撃では4打数2安打だった。松坂大輔氏は「4番・遊撃」で4打数1安打だった。
50歳の年齢を感じさせない投球を見せた。初回、先頭打者への2球目で最速138キロをマーク。過去3年間で最速の球速を投じた。スタンドをドッと沸かせた。2回1死三塁では空振り三振、遊ゴロ。4回は先頭から2者連続で四球を出したが、後続を打ち取った。
7回は2安打で1死二、三塁としたが、投ゴロ、空振り三振でピンチを脱した。8回2死一塁では7つ目の三振となる空振り三振を奪った。9回は3者凡退に抑えた。
この日は3年連続の登板となった。2021年12月に行われた第1回は9回147球、17奪三振4安打で完封勝利。登板中に足をつりながらも最速135キロをマークした。昨年11月は9回131球、14奪三振2安打1失点で完投勝利。最速134キロだった。今年10月に50歳となったが、衰えを感じせない投球を見せた。
バットでは待望の初安打が生まれた。5回先頭で右中間二塁打で出塁。高校野球女子選抜との試合は今年で3年連続。日米通算4367安打を記録した安打製造機にとっては、計9打席目で初ヒットとなった。2回1死で一ゴロ、7回無死一塁は見逃し三振に倒れた。8回2死一、二塁では二塁塁審に直撃する右前打。初のマルチ安打もマークした。
松坂氏は初回1死一塁で中前打を放った。3回2死は二ゴロ、6回先頭は中飛、8回1死は見逃し三振だった。
(Full-Count編集部)