フレッシュ1、2番コンビ&“恐怖の7番”誕生か V奪回へ一新も…巨人開幕スタメン予想

巨人・浅野翔吾(左)と門脇誠【写真:矢口亨】
巨人・浅野翔吾(左)と門脇誠【写真:矢口亨】

開幕投手は戸郷…岡本和、坂本、門脇はレギュラー確定

 阿部慎之助監督の下で2年連続Bクラスから巻き返しを期す巨人の「2024年開幕スタメン」を予想する。中田翔、ルイス・ブリンソンらが抜けた一方、2年目を迎える浅野翔吾の成長など、いい意味で不確定要素が多い。

 現時点で阿部監督がレギュラーと明言しているのは、一塁・岡本和真、三塁・坂本勇人、遊撃・門脇誠の3人のみ。19歳の浅野が「1番・中堅」に定着できるようなら、非常に楽しみだ。高卒ルーキーだった2023年も、スタメン出場8試合のうち5試合が「1番」。俊足で長打も秘めていることから、相手にとって脅威となる。

 2番はしぶとい門脇。ルーキーイヤーの2023年は7月下旬まで打率1割台に低迷していたが、8月に月間打率.339をマークするなど、後半戦に打撃でも持ち味を発揮した。チーム最多の11盗塁をマークした俊足。場合によっては1番に定着する可能性もありそうだ。

 35歳の坂本には、3番として1試合でも多く打線を牽引してほしいところ。岡本和には全試合4番で、3度目の本塁打王に輝いた2023年以上の成績が求められる。高卒3年目でブレークした秋広優人は、もう一皮むけて5番に定着し、岡本和をフォローする役割を期待したい。

 2023年にリーグ10位の打率.281をマークした大城卓三の打力は、6番を任せるのに十分。2023年は巨人移籍後ワーストの成績に終わった丸佳浩も、下位の7番に置けば相手にとって不気味だ。俊足・好打の吉川尚輝なら、8番から上位へつなぐキーポイントとして機能しそうだ。

 既に阿部監督から初の開幕投手に指名されているのが、戸郷翔征。2023年にチームトップの12勝(5敗)、防御率2.38をマークし、誰も異論はないだろう。シーズンを通してエースと呼ぶにふさわしい活躍が求められる。

 2023年は1番を固定できず、開幕スタメンのオコエ瑠偉ら13人が務めた。実績ある坂本、岡本和にチャンスで回すためにも鍵になりそうだ。

【一覧】フレッシュ1、2番コンビ、下位打線も重厚…巨人の予想開幕スタメン

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