“世界一”から4年…激変した侍戦士の現在地 鷹の3投手が他球団へ、3選手が引退

甲斐野央(左)と今永昇太【写真:荒川祐史】
甲斐野央(左)と今永昇太【写真:荒川祐史】

2019年「第2回プレミア12」で日本は優勝…西武移籍の甲斐野も1年目で選出された

 ソフトバンクの甲斐野央投手が、国内フリーエージェント(FA)権を行使して移籍した山川穂高内野手の人的補償として、西武に移籍することが11日に両球団から発表された。甲斐野は入団1年目の2019年に野球日本代表「侍ジャパン」の一員として「第2回プレミア12」に出場した。当時の代表選手の“現在地”を紹介する。

 大会は2019年11月に開催され、稲葉篤紀監督が率いた侍ジャパンはオープニングラウンドを3戦全勝で通過。スーパーラウンドも3勝1敗で乗り切ると、韓国との決勝戦を5-3で制し、大会初優勝を飾った。メンバーは豪華だった。後にメジャーでプレーする鈴木誠也外野手、吉田正尚外野手がいた。今オフにドジャースに加入した山本由伸投手は高卒3年目で、ポスティングシステムでカブス移籍が決まった今永昇太投手も選出されていた。

 一方で既に現役を退いている選手も。山口俊投手はこの年に最多勝利、最多奪三振、最高勝率の3冠に輝き、巨人では初のポスティングでブルージェイズに移籍した。2021年途中に巨人に復帰し、1登板に終わった2022年限りで引退した。大竹寛投手は2021年限りで引退し、今季は巨人の2軍投手コーチを務める。

 松田宣浩内野手は2022年オフに17年間プレーしたソフトバンクを退団。昨年は巨人でプレーし12試合に出場、18年間の現役生活に幕を閉じた。通算1922試合で1832安打、301本塁打をマークした。

 ソフトバンクの3投手が今オフ、他球団に渡った。嘉弥真新也投手はソフトバンクから戦力外となり、ヤクルトに入団した。この年に新人王に輝いた高橋礼投手は交換トレードで巨人に移籍した。そして今回、甲斐野が人的補償で西武へ。新天地でどんなパフォーマンスを見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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