浅村栄斗の三塁転向で起こる“変化” 断トツ「159」の脅威…清宮らの高き壁

楽天・浅村栄斗【写真:荒川祐史】
楽天・浅村栄斗【写真:荒川祐史】

浅村栄斗は守備の負担を減らし、打撃に集中するため三塁手へ転向

 16年目を迎えた楽天の浅村栄斗内野手が今季、二塁手から三塁手へ転向することが明らかになった。新たなパ・リーグの“三塁手の顔”として存在感を示すことになるのか、注目される。

 セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると、浅村の打席あたりの得点創出の多さを、平均的な打者を100とした場合のパーセンテージで評価する指標wRC+(Weighted Runs Created Plus)は「159」だった。

 パ・リーグの主な三塁手では日本ハムの清宮幸太郎が「132」でトップ、ロッテの安田尚憲が「105」、ソフトバンクの栗原陵矢が「102」だっただけに、浅村の数値は突出していることが明白だ。

 浅村は昨季、リーグトップに並ぶ26本塁打で自身2度目の本塁打王を獲得。今季から指揮を執る今江監督は、守備での負担を減らし、より打撃に専念させるために浅村をコンバートさせる。33歳の猛打はさらに期待できそうで、“完全開花”が待たれる清宮、安田ら若き大砲がパ・リーグの三塁手として、意地を見せたいところだ。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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