市の“神対応”を呼んだ大谷翔平の熱き願い 担当者も感激「何かできることはないかと」
大谷の小中学校へのグラブ寄贈に伴い…相模原市はボールと著書を添えた
ドジャース・大谷翔平投手が全国の小学校に寄贈したグラブは、様々な動きを生んでいる。神奈川・相模原市ではグラブとともにキャッチボール用のボールを2球、大谷の著書を一緒に配布した。市の担当者に思いを聞いた。
相模原市では9日、グラブが市教育委員会に届いたことや10日から市立小学校など72校に順次配布することを発表。寄贈のグラブ3個(右利き用2個、左利き用1個)に加え、併せてキャッチボール専用のボール2球と大谷の著書「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」を配布している。
グラブ寄贈を受け、市では思いを巡らせた。「何か協力できることはないか、できることはないかと考えました」と相模原市学務課学校経理班の三浦義光担当課長は語る。そこで浮かんだのがボールと本の配布だった。
軟式球だと怪我の恐れがあり、ゴム製だと投げにくいため、キャッチボール専用の柔らかいボールを採用。さらに、複数の“大谷本”の中から実際に教員の意見も聞いて1冊を決めた。
実際にグラブを手にした児童たちの喜ぶ姿を見て、三浦さんも胸を打たれた。「自然に子どもたちが集まって箱を開けて、喜々としてキャッチボールをしていました。本をめくる子どもいました」と感慨深げだ。
大谷はグラブ寄贈に伴い、「次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」などとメッセージを寄せている。その思いを汲んだ相模原市の取り組みは、SNSなどでも称賛されている。大谷の取り組みは日本の小学校に大きなインパクトを与えている。
(Full-Count編集部)