吉田輝星が猛省「失敗だった」 トレード移籍で同じ轍踏まぬ…明らかな“変化”
日本ハムからオリックスにトレード移籍した吉田輝星「白ご飯を食べることもない」
決意の“新天地ボディ”で挑む。日本ハムからトレードでオリックスに移籍した吉田輝星投手が25日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開し、鍛え上げたスタイルを披露した。今オフは肉体改造にも着手。糖質を制限するケトジェニックダイエットを敢行し「白ご飯を食べることもない。牛肉と卵とアボカド。だいたいそのメニューでした」と激白した。
昨年12月からの約2か月間で「体脂肪が5%くらい、脂肪は2.5キロくらい落ちました」と説明すると、ふと笑顔を見せた。日本ハム在籍の昨季は3試合の登板にとどまり「コンディショニングの失敗だった」と猛省。自分自身と向き合い、新天地での躍動を誓った。
食事制限中は「5日目くらいまではランニングで少し頭が痛いこともあった」と振り返ると、「シーズン中に痩せることはない。だから、(体の)ベースを作っていかないといけない」と決意をみなぎらせた。
今オフは鹿児島・鹿屋で阪神の森木大智投手と自主トレに打ち込んだ。「去年は体の状態もボールも良くなかったので、基礎トレーニングを見つめ直しました。試合での出力が練習でも出ているなと感じています。早い段階で(投球)フォームをこうしたいと決められた。今の所は去年より全然良い感じです」。充実の表情で大阪に乗り込んだ。
トレードで3連覇中のオリックスに加入したことには「(気持ちの)切り替えというよりは、楽しみの部分が多い。チームも変わったので、全力で1球1球に気持ちを込めていきたい。4連覇に貢献できるように頑張ります」と力を込めた。現在は体重86キロ、体脂肪率は13、14%だと明かし「体重は落ちなかったですね。筋量が増えている。800メートル走も自己ベスト(の記録)が出た」と状態は良好の様子。2022年には自己最多の51試合に登板しただけに、復活が期待される。
12日に23歳のバースデーを迎えた際は「鹿屋市のスポーツ課の方に焼肉屋へ連れて行ってもらいました。炭水化物を一切摂らないトレーニングをしていたので、鹿屋牛を食べさせていただきました」とニッコリ。「0点に抑えられるのが究極。周りの先輩方には、球の速い投手がたくさんいる。流されず、力みすぎず、自分のボールを投げたいなと思います」。新しく背負う23番を輝かせる。