敵将を唸らせた大谷翔平の勝負強さ 代打決勝アーチに「彼には脱帽」
ド軍ロバーツ監督「ゆるい球をファウルで逃れた末…」
デビュー以来、想像を超える活躍ぶりでメジャーを席巻するエンゼルス大谷翔平投手。6月7日(日本時間8日)に右肘内側側副靱帯の損傷で故障者リスト(DL)入りし、約1か月の戦線離脱を余儀なくされたが、7月3日(同4日)に復帰後は、再び重要な場面で存在感を発揮している。8日(同9日)の本拠地ドジャース戦では、同点の7回に代打出場すると、自身メジャー初となる代打ホームラン。これが決勝アーチとなり、チームに貴重な勝利をもたらした。
6日(同7日)に始まったLA対決のフリーウェイシリーズ。同日の第1戦、敗戦濃厚と思われた9回2死に打席に立った大谷は、四球で出塁すると二盗からチャンスを広げて同点ホームを踏み、サヨナラ勝利への布石を打った。さらに、この日は代打出場で決勝ホームラン。これにはドジャースのデーブ・ロバーツ監督も「代打で登場して、ゆるい球を何球かファウルで逃れた末に、速球を仕留めた。彼には脱帽だ」と舌を巻くしかなかった。
敵将も驚かせた大谷の勝負強さは、順位争いが佳境を迎える後半戦に向けて、ますますチームに欠かせないものとなりそうだ。
(Full-Count編集部)