メジャーで躍進の元西武助っ人…コロナ禍に単身来日「寂しかった」、忘れられない味と言葉
コロナ禍での日本での生活を米メディアに語る
メッツのリード・ギャレット投手は、ここまで20試合に救援登板し、キャリアハイの5勝(2敗)をマークするなど、防御率2.63、5ホールド2セーブと存在感を放っている。2020、2021年は西武で活躍した右腕は、コロナ禍での日本での生活を「家族に会えないのはとても寂しかった」などと米メディアに語った。
右腕はメッツ地元紙「ニューヨーク・ポスト」のインタビューの中で西武時代についても回顧。コロナ禍の2020年1月29日に息子が生まれ、2月3日に日本に向かったことに触れ、「家族と再会したのはその年の11月10日だった。その翌年は、その状況が変わっていることを期待していたが、私は日本で、家族はアメリカに残ったままだった」と述べた。
「家族に会えないのはとても寂しかったが、野球を辞めようと考えるよりも、この(家族と離れている)時期をどう乗り切るかが大変だったということだった。私はいつも、無理矢理、背中からユニホーム(背番号)をはがされるまでと周囲に話している。野球は私が大好きなことだから」
厳しい環境のなかで2020年は49試合に登板し、19ホールドポイントをマーク。2021年は61試合に登板するなど、西武に欠かせない存在となっていたが、米国に戻ることを決意した。
日本の寿司が大好きだったという。「すごかったよ。僕が住んでいたところに小さな寿司屋があって、駅の中にあったんだけど、小さな場所で、ある男性が一日中寿司を握っていたんだ。本当に信じられないくらい美味しかった」と懐かしんだ。
今後の目標は「休まないで、チームに勝利する最大のチャンスを与えること。精神的にも肉体的にも、万全でない日がないようにしたい」と語った。「おはよう、こんばんは、こんにちは、また明日」の日本語はまだ覚えているという。メジャーで活躍する右腕だが、日本での経験はキャリアのなかでも欠かせない2年となっているに違いない。
(Full-Count編集部)