水原一平氏、大谷翔平に借金肩代わりを“依頼”か 米インタで一度明かすも…のちに撤回
水原氏は「ESPN」に、大谷に肩代わりを依頼したことを明かすも…のちに撤回
ドジャースは20日(日本時間21日)、大谷翔平投手の通訳を務めている水原一平氏を解雇したと声明で発表した。違法賭博に関与した疑いがあると、米複数メディアが伝えていた。米スポーツ局「ESPN」によると、水原氏は19日(同20日)に取材に応じ、大谷に事実を話したこと、大谷が負債を肩代わりしていたことなどを明かした。だが、後に撤回した。
この問題は、連邦捜査官が南カリフォルニアのブックメーカーであるマシュー・ボウヤー氏が運営する組織を調査していた中で起きた。情報筋やESPNが調査した銀行データによれば、電信送金は大谷の口座からボウヤー氏の仲間の1人になされた。水原氏を含む複数の情報筋は、大谷は賭博に関与せず、資金は水原氏が賭博で負った負債をカバーするものだったと伝えている。
ESPNが調査した銀行情報には昨年9月と10月、大谷の名義で50万ドル(約7500万円)の送金が2件あったという。スポーツ賭博は40州近くで合法だが、カリフォルニア州では現在も違法だ。情報筋によると、水原氏とボウヤー氏は直接やりとり。水原氏はサッカーの国際試合などに2021年から賭け始めたが、野球には賭けていなかったという。
水原氏は昨年、賭博負債を肩代わりしてくれるよう大谷に頼んだと、ESPNに語った。情報筋によると、その額が少なくとも450万ドル(約6億8000万円)に膨れ上がっていた。水原氏はボウヤー氏を介した賭けは合法だとみなしていた。
ESPNによると、水原氏は「当然、彼(オオタニ)は喜んではいなかったが、私が2度としないよう助けると言った。彼は肩代わりしてくれることを決断した」とも語っている。
ただ、後に大谷のスポークスマンが水原氏の言い分を否定。水原氏もこの発言を撤回している。
(Full-Count編集部)