鷹・和田、左手中指の異変で緊急降板 「大事ではない」軽症も本拠地開幕戦へ不安

ソフトバンク・和田毅【写真:飯田航平】
ソフトバンク・和田毅【写真:飯田航平】

3回途中、内田に適時二塁打を浴びた直後に異変を訴えて降板

 ソフトバンクの和田毅投手がアクシデントにより緊急降板した。26日にタマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの広島戦で先発したものの、3回途中に左手の指先に異変を訴えてマウンドを降りた。ゴロを捕球した際に左手の中指に当たったよう。降板後は「大事ではないです」と語ったが、先発に内定している本拠地開幕戦となる4月2日のロッテ戦に不安が残る結果となった。

 シーズン開幕へ最後の調整登板の場でアクシデントに見舞われた。2軍戦で先発マウンドに上がった和田は帽子が飛ばされるほどの強風に苦しめられた。初回は無失点に抑えながらも2本の安打を浴びた。2回には先頭の韮澤に左前安打を浴びると、味方の野選も絡んで2点を失った。

 3回には1死から中村奨、中村健に連打を許し、韮澤には右前適時打を浴びた。続く大盛を投ゴロに打ち取った際に左手中指に打球が当たった。2死一、三塁で内田に2点適時二塁打を浴びて、この回3点目を失うと、同箇所を気にするような素振りを見せて、そのまま降板。松山秀明2軍監督が鍬原拓也投手への交代を告げた。

 3回途中8安打5失点で降板した和田は「最初は真っ直ぐの感じも良かったですけど、変化球を打たれているので、見やすいというか、いい感じで変化していないのかな、と。最後の方はちょっとボールも高めにいって簡単に打たれているので、指のこともありましたけど、それ以前の問題だと思う。(残り1週間で)やるしかないというか、それしかないので。しっかり調整できるようにがんばりたいと思います。(コンディションは)全然まだまだ、いいボールというか、相手を抑えられるボールではないので、良くはないです」と語り、表情は浮かなかった。

(Full-Count編集部)

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