なぜ大谷翔平の会見に駆けつけた? ド軍の人気者が明かす理由「同僚が辛い時期を」
ヘルナンデスは大谷の会見に同席した「サポートする人が多ければ多いほどいい」
ドジャースの大谷翔平投手が25日(日本時間26日)、本拠地ドジャースタジアム内で元通訳の水原一平氏の違法賭博問題に関する声明を発表した。約11分間の会見では自身の賭博や違法ブックメーカーへの送金を含めて関与を完全否定したが、この会見に練習中にも関わらずに同席していたのがエンリケ・ヘルナンデス内野手だ。
「辛い時期を過ごしているチームメートをサポートしに行ったんだ。(会見は)とてもうまくいったと思うよ。それ以外のコメントは特にないね」
普段は明るいムードメーカーだが、神妙な面持ちで同席した理由を語ってきた。新人王、2度のMVPと押しも押されもせぬスーパースターとなった大谷だが、ドジャースでは移籍1年目。やはり孤立させたくなかったようだ。
「サポートしたかった? ああ、間違いない。サポートする人が多ければ、多いほどいい。(大谷との会話は)少しだけ。当たり前だけど、話せないことがあるだろうから、多くは聞かなかった。そして、これは私が首を突っ込むべきことではない」
大谷にとっては最も信頼していた水原氏の裏切り行為。25日(同26日)の声明でも「気持ちを切り替えるのは難しいですけど」と語っていたのは紛れもない本音だろう。ロバーツ監督は大谷が後日チームメートに対しても今回の騒動を話す機会があると語っていた。
「その時が来れば、昨日の素晴らしい(会見の)ようにやってくれるだろう。でも、時間の問題でまだやっていない。シーズンが進んで、落ち着いたら、その日は来るだろう」
大谷が“復活”するその時をチームメートも待っている。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)