鈴木誠也、今永昇太の初登板は「気温と相談」 今季初打点で…ジョーク炸裂「行かないかも」
レンジャーズ戦で9回に適時打…今季初打点もマーク「今は我慢の時期」
■カブス 9ー5 レンジャーズ(日本時間4月1日・アーリントン)
カブスの鈴木誠也外野手は3月31日(日本時間4月1日)、敵地でのレンジャーズ戦に「2番・右翼」で先発出場し、9回に2点適時打を放って今季初打点をマークした。初回には中前打も放ち、今季初のマルチ安打も記録。6打数2安打2打点で、打率は.200となった。チームも9-5で勝って今季初白星を挙げ、鈴木も「しっかり勝てたということが良かった」と笑みを浮かべた。
ダメ押しとなる貴重な一打で、チームの初勝利を引き寄せた。1点を勝ち越してなお、2死満塁で迎えた9回の第6打席。救援左腕ラッツの内角高めの速球を強振すると、痛烈な打球で三遊間を破った。2人の走者を迎え入れ、一塁ベース上で大きく手をたたいた鈴木も「集中して打席に入れた。振れる球はどんどん振っていこうと。甘い球を一発で仕留められた」と満足そうに振り返った。
この日はマルチ安打を記録したが、得点圏に走者を置いた場面では3度凡退。「全然自分のイメージ通りのバッティングではない。打ててないのは何かしら原因がある」と振り返り、「イライラはしていないし、早くいい状態に持っていけるように今は我慢の時期と思っている。どんどん悪いところは出していって、その中で毎打席修正できればいい」。開幕直後の自身の状態を冷静に見極めつつ、長いシーズンに向けて前向きに捉えることを忘れなかった。
チームは昨季、ワールドチャンピオンに輝いたレンジャーズとの敵地3試合を1勝2敗で終えてシカゴへ移動。1日(同2日)の本拠地初戦となるロッキーズ戦では、同僚の今永昇太投手が公式戦デビューを飾る。主軸として援護が期待される鈴木は「メジャー初登板ということなので、なるべく僕も援護できるようにしたい。もしかしたら(シカゴは)寒いので、試合に行かないかもしれないですけど(笑)。気温と相談して(笑)」とジョークを交えつつ意気込みを口にした。