今永昇太、メジャー初勝利は記録ずくめ 123年間で“1人”の偉業も…衝撃デビュー戦

ロッキーズ戦に先発したカブス・今永昇太【写真:ロイター】
ロッキーズ戦に先発したカブス・今永昇太【写真:ロイター】

今永は本拠地開幕となったロッキーズ戦でデビュー戦白星を飾った

■カブス 5ー0 ロッキーズ(日本時間2日・シカゴ)

 カブスの今永昇太投手が1日(日本時間2日)、本拠地のロッキーズ戦に先発。6回2死まで無安打投球を続けるなど6回2安打無失点、9三振を奪う好投で勝利を飾った。チームを本拠地開幕戦白星に導いた快投デビューは、長い歴史を誇るメジャーでも記録ずくめの白星となった。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は、自身のツイッターでスポーツの統計分析会社「エライアス・スポーツビューロー」のデータを紹介。5回2/3まで無安打だったことに触れ「ライブボール時代(1920年以降)に、カブス投手のMLBデビュー戦としては最長タイ記録だ。アモーリー・テレマーコの記録(1996年5月16日)と並んだ」と報じた。

 さらに球団公式によれば、メジャーデビュー戦で6回を投げ切り、無失点、無四球かつ9奪三振以上をマークしたのは、少なくとも1901年以降のメジャーの歴史で2人目の投手としている。

 地元放送局『Marquee Sports Network』のクリストファー・カムカ記者も自身のツイッターで、MLBデビュー戦で9奪三振、無四球を記録したカブスの選手は1901年以降では今永ただ1人であると言及。少なくとも直近123年間において、カブス唯1人の快挙であることを明かした。

 試合は両軍無得点の6回にハップ、鈴木の連打などで1死一、二塁のチャンスを掴む。モレルの左前打を左翼のジョーンズが後逸すると、送球エラーも絡んで打者走者のモレルまで生還して3点を先制。その後は3投手が無失点でつなぎ、今永が勝利投手となった。

(Full-Count編集部)

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