センバツ出場校の東邦が奇跡の大逆転サヨナラ 9回に同点3ラン&サヨナラ3ラン
敗色ムード漂う9回に奇跡の大逆転
第100回全国高等学校野球選手権の西愛知大会で、今春のセンバツ出場校で東海大会王者の東邦が奇跡の大逆転勝利を飾った。3回戦で中部大春日丘と対戦すると、3点ビハインドの9回裏に一挙に6得点を奪って大逆転サヨナラ勝ちを収めた。
初回に幸先よく2点を奪った東邦だったが、3回に大量5失点で逆転を許した。5回に2点、7回に1点を奪って同点に追いついたものの、8回にまさかの3失点。3点ビハインドで9回裏を迎えた。今春のセンバツ出場校が相次いで敗れている今夏の地方大会。優勝候補大本命の東邦もか、と思われたが、ドラマはここからだった。
9回1死一、二塁で、梅田が起死回生の同点3ランを放って追いつくと、そこからさらにチャンスを作ると、今度は梶田がサヨナラ3ラン。11‐8で勝利し、衝撃的な結末となった。
甲子園は夏17回、春29回の出場を誇る東邦。今夏の各地方大会では相次いでセンバツ出場校が敗退する波乱が続いており、センバツ4強の三重や、同8強の日本航空石川などが敗れていたが、東邦は土壇場で勝利を掴み取った。