巨人に現れた「未来のエース」 “最強打線”を圧倒…2年ぶり勝利に「ついに覚醒の時」

ソフトバンク戦に登板した巨人・井上温大【写真:中戸川知世】
ソフトバンク戦に登板した巨人・井上温大【写真:中戸川知世】

巨人・井上温大が2番手で4回パーフェクト…2年ぶり白星を挙げた

■巨人 6ー5 ソフトバンク(30日・東京ドーム)

 巨人の5年目左腕・井上温大投手が30日のソフトバンク戦(東京ドーム)で2年ぶりの白星を挙げた。逆転した直後の4回から2番手で登板し、4イニングをパーフェクト投球でチームに勝利をもたらした。23歳の躍動にファンは歓喜。「バケモンか」「ポテンシャルの塊」「ついに覚醒の時」と声をあげた。

 井上が鮮やかな投球を披露した。4イニング45球を投げ、1人の走者も許さず5奪三振。12球団トップのチーム打率.257(30日現在)を誇るソフトバンク打線に付け入るスキを与えず、今季10度目の登板で白星を手にした。

 前橋商から2019年ドラフト4位で巨人に入団。2021年オフに育成契約も、2022年7月に支配下に復帰。1軍で7登板(4先発)し、1勝を挙げた。昨年は1軍では4登板(4先発)で1敗、防御率10.95だったが、2軍では11登板(10先発)で7勝0敗、防御率0.75。72回1/3を投げて84三振を奪った(奪三振率10.45)。今季はこの試合まで9登板(1先発)で3敗2ホールド、防御率5.19と苦しんでいたが、ついに結果を残した。

 左腕の圧倒的投球に、ファンも続々反応。SNSには「誰が何と言おうとNo.1プロスペクト」「井上パーフェクトすげぇ!!」「えぐすぎる」「すごいな」「このまま羽ばたいてほしい」「凄い投球でした」「未来のエース」とコメントが並んだ。次回登板は先発が濃厚。白星を機にどんな投球を見せるか、注目だ。

(Full-Count編集部)

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