今年も続々開花…現役ドラフトが“宝の山” 「打率.515」の23歳、救援で4勝の左腕も
日本ハムの水谷瞬が交流戦3冠、ソフトバンクの長谷川はリーグ3位タイ4勝
現役ドラフトで加入した選手の活躍が、話題になっている。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化するために2022年に初開催され、昨年12月には12選手が新天地へ移籍。開幕から2か月が経った今、各選手の現在地を紹介したい。
交流戦で一躍、時の人となっているのが日本ハムの水谷瞬外野手。ソフトバンクでは5年間で1軍出場なしだったが、23歳にしてチャンスを掴んだ。交流戦で12球団トップの打率.515、2本塁打、出塁率.541、OPS1.298。4冠と勢いが止まらない。
ソフトバンクの長谷川威展投手は、奇しくも水谷とトレードのような形で日本ハムから加入。救援ながらリーグ3位タイの4勝(0敗)、防御率1.86の好成績を残す。ヤクルトから中日に移籍の梅野雄吾投手も15登板で防御率2.60だ。
また、オリックスから阪神に移籍した漆原大晟投手は、19試合に登板して防御率1.45。広島から西武の中村祐太投手は12登板で防御率3.00と、リリーフ陣の奮闘が目立っている。DeNAの佐々木千隼投手、巨人の馬場皐輔投手、オリックスの鈴木博志投手、楽天の櫻井周斗投手も新天地で1軍登板を果たしている。
一方、野手陣では苦戦している選手も目立つ。巨人からヤクルトに移籍した北村拓己内野手は、29試合に出場して打率.167、0本塁打、OPS.457。西武からロッテの愛斗外野手は、18試合で打率.154、0本塁打、OPS.407と結果を残せていない。楽天から広島の内間拓馬投手は、12選手で唯一、1軍出場がなかった。
(Full-Count編集部)