防御率2点台も3度目の“戦力外” NPB最速166キロも…元巨人助っ人を襲う苦境

ダイヤモンドバックスからDFAとなった元巨人のチアゴ・ビエイラ【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックスからDFAとなった元巨人のチアゴ・ビエイラ【写真:Getty Images】

元巨人ビエイラはDバックスで防御率2.87もDFAに

 元巨人のチアゴ・ビエイラ投手がメジャー定着へ厳しい戦いが続いている。今季3球団目となったダイヤモンドバックスでは11試合登板で防御率2.87。27日(日本時間28日)にメジャー出場前提となる40人枠を外され、事実上の戦力外(DFA)となった。

 31歳のビエイラは3、4日(同4、5日)の敵地・ドジャース戦で連投。大谷翔平投手との対戦はなかったが、4日の試合では3者連続三振。計2回パーフェクトに封じて存在感を見せていた。ダイヤモンドバックスでは11試合登板で0勝1敗、防御率2.87。15回2/3を投げて14奪三振、9四球、WHIP1.28とまずまずだったが、マーリンズからトレード獲得した201センチ左腕AJ・パックに弾き出された格好だ。

 米復帰2年目となった今季はブルワーズで開幕を迎えたが、16登板で防御率5.64。5月20日に40人枠を外れてDFAとなり、同25日にオリオールズへトレード移籍。ここではわずか1登板。1週間も経たないうちに再びDFAとなり、6月6日にダイヤモンドバックスにやってきた。「イチニチイチゼンね! アキラメナイ!」と日本語で意気込みを語っていたが、メジャー定着へ厳しい戦いが続いている。

 将来的なNPB復帰については「一期一会の気持ちで挑んでいるから、将来については語りたくない。でも、あり得るかもしれないね!」と笑顔を見せていた。日本球界最速166キロを誇る剛腕は、どこへ向かうのだろうか。

(Full-Count編集部)

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