激怒の西武指揮官を「なだめている」 乱闘阻止…輪から剥がした“意外な人物”にX注目
楽天・後藤コーチが死球に激怒した西武・渡辺監督代行をなだめた
■西武 3ー2 楽天(24日・ベルーナドーム)
楽天の後藤武敏打撃コーチの“ファインプレー”が密かに注目されている。24日にベルーナドームで行われた西武-楽天で、西武・佐藤龍世内野手への2日連続での死球をめぐり、激怒した渡辺久信監督代行をなだめたのが、元西武の後藤コーチということもあり、SNS上には「なだめている」「必死に止めている」といったコメントが並んでいた。
西武が3-2でリードした8回、楽天・酒居知史投手が投じた145キロが先頭打者の佐藤龍の左肘付近に直撃。佐藤龍は前日にも同カードで左膝付近に死球を受け、途中交代していた。2日連続での同じ打者への死球に、渡辺監督代行は怒りの表情でグラウンドへ。右手人差し指を楽天バッテリーに向けながら“抗議”した。
これを機に両軍ベンチが飛び出し、一触即発の雰囲気に球場も騒然となった。渡辺監督代行は、楽天の今江敏晃監督に対しても鬼の形相で何かを言い続けていた。怒りがおさまらない様子だった渡辺監督代行をなだめたのが、楽天の後藤コーチだった。
後藤コーチは渡辺監督代行を正面から羽交い締めにするように押さえ、落ち着いた表情で喧騒の輪から剥がしていった。渡辺監督代行も徐々に怒りが収まったようで、そのまま両軍が散るような形でベンチに戻った。乱闘を未然に防いだ後藤コーチの“ファインプレー”だった。
後藤コーチは2002年に自由獲得枠で西武に入団。2008年から2011年までは渡辺監督の元でプレーしている“旧知の間柄”だった。それだけに、SNS上には「宥める後藤武敏コーチ」「後藤コーチが止めた」「リアルだね」「揉めたくはない間柄」「さすがは西武ドラ1(自由獲得枠)」といったコメントが寄せられていた。