今永昇太、痛恨の1球は「投げてはいけない」 自己最多14勝も2ラン反省「右飛でもダメ」
3回に2ランを被弾…防御率2点台突入ならず
【MLB】カブス 9ー2 アスレチックス(日本時間17日・シカゴ)
カブスの今永昇太投手が16日(日本時間17日)、本拠地でのアスレチックス戦に登板し、14勝目(3敗)をマークした。メジャー1年目からシーズンの規定投球回到達も確定。14勝はNPB時代も含めて初めての到達となったが「あまり気にしていないですね」と淡々と話した。
初回、先頭のウィルソンに初球を三塁打とされるも、後続を打ち取って無失点。3回には四球からルーカーに2ランを浴びるも、4回までに9得点の援護を受けてその後は無失点で投げぬいた。
11奪三振は今季最多。2回に2死を奪ったところで、今季の投球回数は162イニングとなり、規定投球回到達となった。1年目で規定投球回をクリアしたのは日本人8人目となった。
試合後には、2ランを浴びた1球を反省。捕手は高めにグラブを構えたが、フォーシームが甘く入り、右翼フェンスギリギリの本塁打となった。
「打った瞬間詰まったなと思ったんですけど、ノーアウトランナー一塁で、あの打球を打たせてはいけなかった。ライトフライでもダメだったなと思っている。第1打席でチェンジアップを空振りしてくれていて、HRの前も空振りしている。あのまっすぐは投げてはいけないまっすぐ。周りから見ている人からすると、何で投げたのと言われてもおかしくない」と反省しきりだった。
14勝は2019年にDeNAでマークした13勝を上回り、キャリア最多となった。「14勝という数字は自分が野球を辞めた後にも残る数字なので、嬉しいことではある」としながらも、「自分は今3敗なんですけど、(黒星がつかなかった試合もいれると)チームは6敗している計算。自分としてはあまり14勝というのは気にしていないですね」と話した。
(Full-Count編集部)