広島・矢野、NPB新記録の1打席22球 8連続含む計17度のファウルに場内騒然、涌井は顔色変えず
中日戦で“珍記録”…涌井は投球数75から一気に97に
■中日 ー 広島(22日・バンテリンドーム)
広島の矢野雅哉内野手が22日、バンテリンドームで行われた中日戦で、6回の第3打席でマウンドの涌井秀章投手に1打席で22球投げさせて四球を選んだ。これまでのプロ野球での1打席での最多投球数は19球で、22球はプロ野球新記録となった。
1点ビハインドの6回1死走者なしの場面。矢野は見逃しストライクとファウルで2球で追い込まれながらも、そこからボール、ファウル、ボール、そこから7連続ファウル、1球ボールを挟んで8連続でファウルとし、最後は内角に直球が外れて四球を選んだ。この打席では計17回のファウルが記録された。
涌井は矢野を迎えた時点で、投球数は75球だったが、一気に97球に。根気強くストライクゾーンに投げ込んだが、最後はわずかに外れた。四球を与えたが顔色は変えず、落合英二コーチとナインがマウンドに集まって間をとった。
これまでの1打席で投げさせた球数の最多は明石健志(ソフトバンク)らが記録した19球だった。
(Full-Count編集部)