大谷翔平の負傷はなぜ起きた? 米有識者が検証…表裏一体の“特性”は「諸刃の剣」
ロブ・フリードマン氏が分析、関節過可動性について言及
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)のワールドシリーズ第2戦で左肩を負傷した。試合後にデーブ・ロバーツ監督は「亜脱臼したようだ」と説明。米有識者は、負傷の原因は大谷自身の“特異性”にあると解説している。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏が26日(同27日)、自身のインスタグラムを更新。「ショウヘイの肩の関節過可動性について」と切り出すと「肩の関節過可動性を持つ選手は、肩の関節が比較的簡単に外れてしまうことがある(亜脱臼)」と分析した。さらに「私も何人か(そのような人たちを)コーチしたことがあります。一時的に痛みますが、すぐに良くなります」と付け加えた。
また、トミー・ジョン手術を経験しながらも通算213勝、154セーブを記録して米野球殿堂入りしたジョン・スモルツ氏が、過去に1シーズンで13回、脱臼していたことも紹介。フリードマン氏は「関節過可動性は、選手のパフォーマンスにも良い影響を与えるので、まさに諸刃の剣といえるでしょう」と締めくくっている。
同氏の投稿に米ファンも続々と反応。「このようなスライディングする選手は誰でも、たとえ世代で最高の選手でも、怪我のリスクがある」「俺も肩が過可動で、何度かこうなったことがある。最初はすごく痛いけど、1、2日で治ることが多い。彼もそうだといいね」「でも、肩が簡単に脱臼すると知っていたなら、プレーに集中できないよね?」「俺は1年間で50回も脱臼した」などとコメントが寄せられている。
果たして大谷は第3戦以降も出場することができるのか。27日(同28日)にはヤンキースタジアムに到着し、個別で打撃練習を行った。ロバーツ監督は「もし彼が十分体調的にいいと感じるなら、出場しない理由が見当たらない」「もし出場できる状態で、出場することに意欲的なら、彼は出場する」とコメントしている。
(Full-Count編集部)