モイネロ、辰己を探し回る「ごめんなさい」 死球を与え病院直行…強行登板も反省
辰己は8回にモイネロから死球受け悶絶…そのまま病院に直行
キューバ代表のリバン・モイネロ投手が17日、「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」で死球を当てた野球日本代表「侍ジャパン」の辰己涼介外野手(楽天)を心配した。試合後、侍ジャパンの選手やスタッフに「辰己はどこ?」と探し回っていた。
この日、負けたら後がない状況で1点を追う6回に登板。同点で迎えた8回無死一塁で147キロ直球が抜けて辰己の右肘に直撃。そのまま、辰己は苦悶の表情を浮かべ、うずくまり、そのまま代走が送られ、ベンチに下がった。その後、1死一、三塁のピンチを招き、栗原陵矢内野手(ソフトバンク)に勝ち越し犠飛を浴びた。これが決勝点となった。
辰己は負傷後病院に直行。試合後、球場にはすでにいなかったが、モイネロは「辰己はどこ?」と探し回っていた。近くにいた佐藤都志也捕手(ロッテ)に「辰己は大丈夫? ごめんなさい」と謝罪。「コントロールが悪かったね」と肩を落とし、心配そうな表情を見せていた。
モイネロ自身も腹痛を抱えながらプレーしていた。一部で報道されていたインフルエンザではないと否定したが、体調は万全ではなかった。力投も実らず、グループB敗退が確定。「負けたからバイバイね。厳しい……。でも、気持ちいい。楽しい。楽しい。日本強いね」と最後は侍ジャパンにエールを送った。