水原被告、禁錮4年9か月の実刑判決 大谷口座から26億円盗用…法廷で「心から謝罪したい」
![裁判所に入る水原一平被告【写真:Getty Images】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/07063153/20250207_mizuhara_ge.jpg)
大谷の元通訳で銀行詐欺などの罪に問われていた
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しが6日(日本時間7日)に行われ、検察の求刑通り禁錮4年9か月の実刑判決を受けた。米メディアによると水原被告は法廷で「手紙で書いた通り、私の行いに対してミスター・オオタニに心から謝罪したいです」と話したという。
水原被告は昨年3月、大谷の資金を盗用したとしてドジャースを解雇に。銀行詐欺など、複数の罪で連邦当局から訴追されていた。6月に行われた有罪答弁では司法取引に応じ、有罪を認めていた。
判決は当初昨年10月25日(同26日)に言い渡される予定だった。しかし、資料作成が間に合わない、水原被告の体調などを理由に、3度の延期で6日(同7日)に行われた。この日、黒スーツに長髪、ネクタイで登場。「情状酌量を求めます」と話した。
米検察は1月23日(日本時間24日)に大谷への賠償金として1697万ドル(約26億円)と4年9か月の禁固刑を求刑したと報じられていた。一方で、水原被告の弁護士は情状酌量を求めて裁判所に申立書を提出しており「深刻なギャンブル依存症」などを理由に禁錮1年6か月の減刑を求めていた。