水原被告に“反省の色”なし 繰り返した大谷への「不満」…26億円盗用を「正当化」
![裁判所へ向かう水原一平氏【写真:Getty Images】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/07190429/20250207_mizuhara2_ge-1.jpg)
水原被告は「いくつもの嘘に対して恥じている」も…
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しが6日(日本時間7日)に行われ、検察の求刑通り4年9か月の禁錮刑となった。米検察は法廷で水原被告から覚えた“違和感”を説明し、不誠実な態度を指摘している。
水原被告はこの日、黒のスーツにネクタイを着用して裁判所に姿を見せた。髪は後ろが肩にかかる程度に伸び、かつての面影とは大きく様変わり。水原被告は大谷の資金を盗用したとされ、昨年3月にドジャースを解雇された。一方で今年1月に裁判所へ提出した申告書では、大谷の通訳業が「著しく低賃金だと感じていた」「24時間いつでも対応可能」な状態で働く必要があったことなどを訴えていた。
迎えた今回の法廷でも、水原被告の“スタンス”は変わらなかったようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は「裁判官は、イッペイ・ミズハラ被告が裁判所に送った判決前書簡(手紙)に特に言及し、ミズハラ被告が裁判所に誤解を与え、重要な事実を省略したと述べた」と伝えた。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は検察官が提出した文書について報道。「被告人は、自ら考えた詐欺計画やいくつもの嘘に対して恥じていることは間違いない。しかし、被告人は心から反省を示すのではなく、ミスター・オオタニから何百万ドルも盗んだことを正当化しているようだった」と指摘されている。「公的書類を提出するこの機会を謝罪や自責の念を述べることに使わず、自身の仕事やミスター・オオタニの不満を述べている」とし、“反省の色”は見られなかったと厳しく追及した。
(Full-Count編集部)
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