パ・リーグにたくさんいる「わたなべ」 西武には3人…辺、部、邉、邊を正しく書ける?

西武・渡邉勇太朗(左)と渡部健人【写真:小林靖】
西武・渡邉勇太朗(左)と渡部健人【写真:小林靖】

パ・リーグの支配下には渡辺、渡部、渡邉、渡邊の「わたなべ」選手が

 昨年末に行われた漫才大会での“名字ネタ”の影響で、「わたなべ」という名字がSNSでも話題になった。同じ読みでも異体字により、さまざまなパターンが見られる「わたなべ」だが、2025年パ・リーグの支配下登録選手には「渡辺」「渡部」「渡邉」「渡邊」と4種の「わたなべ」選手が在籍している。

 オリックス・渡部遼人外野手俊足と守備力が武器。3年目の昨年は自己最多の65試合に出場した。ソフトバンク・渡邉陸捕手は今季が高卒7年目。背番号を「79」から「00」に変更し、正捕手争いに挑む。楽天には中継ぎでチームを支える3年目の渡辺翔太投手、今季が7年目の渡邊佳明内野手が在籍している。

 パ・リーグには、まだまだ「わたなべ」がいる。西武に在籍するのは3人。先発の一角として期待されているのが24歳の渡邉勇太朗投手で、昨年は自己最多の14試合に先発、防御率2.67だった。ドラフト2位ルーキーの渡部聖弥外野手は、春季キャンプで1軍メンバーに選ばれ、即戦力として期待されている。渡部健人内野手は5年目の今季から背番号が「66」に変わった。

 同じ読みだが、漢字の種類が豊富な名字といえば「さいとう」も思い浮かぶ。2025年のパ・リーグ支配下登録選手には日本ハム・齋藤友貴哉投手、西武のドラフト1位ルーキー・齋藤大翔内野手、オリックス・齋藤響介投手の3人が在籍。漢字は3人とも、いわゆる「難しいほうの“さい”」こと旧字体の「齋」だ。

 このオフ、パ・リーグファンが気になったであろう名字にまつわるトピックといえば、ロッテ「石川」の「背ネーム」だろう。2024シーズン時点では石川歩投手と石川慎吾外野手が在籍し、ユニホーム背中の表記は石川歩が「ISHIKAWA」、石川慎吾が「S.ISHIKAWA」だった。

 今季は石川柊太投手が加入。これに伴い、3人の背ネームについて石川歩は「ISHIKAWA」、石川柊太は「S.ISHIKAWA」、石川慎吾選手は「SHINGO.I」になることが球団から発表されている。

(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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