痛すぎた246億円拒否…“大損”した元HR王 無念の出戻りでファン「やらかした」
メッツからFAとなっていたアロンソは2年82億円で再契約
メッツからFAとなっていた元本塁打王のピート・アロンソ内野手が5日(日本時間6日)、2年5400万ドル(約82億円)で再契約した。1年後にオプトアウトがついているという。アロンソはメッツから2023年に7年1億5800万ドル(約246億円)を提示されていたが“拒否”。迎えたこのオフ、なかなか移籍先が決まらず、結局は条件が下がっての再契約に「賭けに失敗した」といった声もあがっている。
同日に投稿された米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」で司会を務めるクリス・ローズ氏は「過去3年間のオフで、3人の大物選手がオプトアウト権が付随する、短期契約を結ばざるを得なかったです。ブレイク・スネル、マット・チャップマン、ピート・アロンソです。彼らは、すべてボラス代理人の顧客です。チャップマン、スネルは自らを証明するためにハードワークを強いられましたが、最終的に大金を得ることができました」と述べた。
アロンソは2019年に53本塁打を放ち、新人選手の記録を更新。本塁打王のタイトルに加えて、新人王にも選ばれた。2022年にはリーグトップの131打点をマークし、40本塁打以上を3度記録した。昨季は全162試合に出場し、打率.240、34本塁打、88打点、OPS.788だった。オフにFAとなったものの、移籍先はなかなか決まらず。メッツは2023年に7年1億5800万ドル(約246億円)の大型契約を提示したが、アロンソは拒否。両者の希望額は大きな隔たりがあると伝えられていた。
アロンソとメッツの契約は、今季年俸は3000万ドル(約45億7900万円)、オプトアウトせず残留した場合、2026年は2400万ドル(約36億5000万円)になるという。また、契約金は1000万ドル(約15億2600万円)と報じられている。
2023年の大型契約を拒否し“規模縮小”の契約となったことで、ファンからは「契約すべきだった」「賭けに失敗した」「ボラス代理人は交渉のやり方を知らない」「ボラス代理人にとってはタフなことだろうね」「歴史に残るエラーを犯した」「彼は自分に賭けて負けた」「やらかした」と冷ややかな声もあがっていた。