表情は硬いまま…裁判所を去る水原一平被告 日米報道陣が殺到も、無言のまま足早に車へ
![裁判所を後にする水原一平被告【写真:ロイター】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/07081054/20250207_mizuhara10_reu.jpg)
求刑通り4年9か月の禁錮刑、賠償金約1700万ドル(約26億円)
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しが6日(日本時間7日)に行われ、検察の求刑通り4年9か月の禁錮刑となった。2時間近い裁判を終えた水原被告のもとには日米報道陣が殺到したが、問いかけには応じることなく裁判所を後にした。
黒いスーツ、髪の伸びた水原被告が裁判所から出てくると、待ち構えていた報道陣が一気に殺到。大谷へのコメントや心境を求める質問を矢継ぎ早に投げかけたが、硬い表情のまま用意されていた黒塗りの車に乗り込んだ。
水原被告は昨年3月、大谷の資金を盗用したとしてドジャースを解雇に。銀行詐欺など、複数の罪で連邦当局から訴追されていた。6月に行われた有罪答弁では司法取引に応じ、有罪を認めていた。
この日、量刑言い渡しが行われ、検察の求刑通り4年9か月の禁錮刑。大谷へ賠償金約1700万ドル(約26億円)の支払いを命じた。さらに3年の保護観察処分。水原被告は大谷に謝罪の言葉を述べ、「情状酌量を求めます」と話していた。