大谷翔平は「ミズハラに狙われた」 “裏切り”の26億円盗用…検察側が断罪「恥知らず」
検察側が言い渡し後に会見「強いメッセージとなる」
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しが6日(日本時間7日)に行われ4年9か月の禁錮刑と3年の保護観察処分、大谷へ約1700万ドル(約26億円)の賠償命令が下された。言い渡し後、ジョー・マクネーリ検事は取材に応じ「判決は、犯罪の深刻さを表している」と話した。
水原被告は昨年3月、大谷の資金を盗用したとしてドジャースを解雇に。銀行詐欺など、複数の罪で連邦当局から訴追されていた。6月に行われた有罪答弁では司法取引に応じ、有罪を認めていた。
裁判所に到着した水原被告は黒スーツにネクタイを着用。肩にかかるほどの長髪に変わっていた。裁判所前には3時間以上前から大量の報道陣が詰めかけたが、無言で室内に入っていた。検察は「同様の犯罪を犯そうと考えている者に対して(判決は)強いメッセージとなる」と伝えた。
量刑言い渡しでは大谷から中身非公開で意見陳述書を提出されたという。米検察は1月23日(日本時間24日)に大谷への賠償金として1697万ドル(約26億円)と4年9か月の禁錮刑を求刑。求刑通りの判決で「不誠実な人間が信用されていることをつけ込み、個人を攻撃した」と厳しく指摘した。
さらに続けて「(大谷は)ミスター・ミズハラに狙われたのです。ミスター・ミズハラは、嘘をつき、不正をし、盗みを働いたのです。恥知らずな行動でした」と断罪した。
(Full-Count編集部)