ドジャース、また“大物”補強 昨年9月に失職→再復帰…チーム黄金期を築いた敏腕

ドジャースへの加入が報じられたファーハン・ザイディ氏【写真:Getty Images】
ドジャースへの加入が報じられたファーハン・ザイディ氏【写真:Getty Images】

ザイディ氏は昨年9月までジャイアンツの編成本部長を務めた

 また“大物”を補強した。ドジャースが元GMで昨年9月までジャイアンツの編成本部長を務めていたファーハン・ザイディ氏と契約を結んだと10日(日本時間11日)、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番を務めるジャック・ハリス記者ら米複数メディアが報じた。ザイディ氏は球団特別アドバイザーとして、チーム運営に携わるという。

 ザイディ氏はアスレチックスの編成本部で長らく活動し、2013年には編成本部長とGM補佐に昇格。2014年オフにドジャースのGMに就任した。アンドリュー・フリードマン編成本部長を支え、その後、2018年オフから同地区ジャイアンツの編成本部長となった。2021年には球団歴代最多107勝をあげるチームを作り上げ、ドジャースの連続地区優勝を8でストップさせた功績を作り上げた。

 しかし、2021年以外は勝率5割が最高。昨季は80勝82敗で西地区4位沈み、9月30日(同10月1日)に解任が決定した。後任にはジャイアンツ3度の世界一に貢献し、2012年にMVPに輝いた元捕手のバスター・ポージー氏が就任している。

 昨年12月には米スポーツメディア「ジ・アスレチック」などで、ザイディ氏がドジャースに復帰する可能性が指摘されていたが、2月になって合意した形に。ハリス記者によると、球団特別アドバイザーを務め、「他競技にも関心を示しているマーク・ウォルターオーナーのアシスタントもこなす」という。名門ドジャースを支えた辣腕は今後、どのような形でチームを強くしていくのか注目される。

(Full-Count編集部)

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