ヤクルト移籍で「ビックリしています」 FA加入の31歳が明かした楽天との“違い”
![春季キャンプで汗を流すヤクルト・茂木栄五郎【写真:栗木一考】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2025/02/14180406/20250214_mogi_kri.jpg)
FAで楽天から加入した茂木「自分のできるアピールを」
捲土重来を期すヤクルトに、頼もしい新戦力が加わった。楽天からFAで加入した茂木栄五郎内野手。14日に31歳の誕生日を迎え、チームメートからバースデーソングと拍手で祝われた。キャンプインから2週間だが、松本直樹捕手との“そっくり”具合も話題となるなど、すっかりチームに溶け込んでいるように見える。
「本当にビックリするくらい、みんな優しいです。わからないことがあれば教えてくれますし、後輩もすごく話しかけてくれる」と茂木は目尻を下げる。楽天時代からヤクルトはアットホームな印象を抱いていたそうだが「その想像を超えてくるくらいみんないい人でフレンドリーで、話しかけてくれて本当にやりやすいです」と感謝した。
新たな環境に身を置き、驚きも多い。沖縄・浦添のキャンプ施設で全てを完結させるスタイルも新鮮だったようだ。「大浴場があって入れたり、ランドリー出しもここでする。楽天時代はホテルに帰って出していたので……。あと宿舎への行き帰りも全部バスだったので、ヤクルトはタクシーなことにビックリしています」。
練習でも楽天時代に比べて個人練習に充てる時間が多く、コンディショニングに重点を置いている。オフには体の軸を意識したトレーニングやエクササイズを重視してきただけに、引き続き体に焦点を当て「有効的に時間を使えています」とうなずいた。
2021年は120試合に出場もその後は数字を減らし、昨年は46試合にとどまった。“FA戦士”とはいえ、出場機会の保証はない。「内野はメンバーがほぼ決まっている。そこに割って入るってなったらよっぽどやらないといけないですから。怪我には気をつけながら、自分のできるアピールはしていきたい」と茂木。打撃練習で響かせていた快音に、期待が高まった。