オリ、深夜の緊急会見で謝罪「自覚を欠いた行動」 幹部も衝撃…山岡は「素直に反省している」
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午後10時から会見…山岡以外に利用した選手について「他はおりません」
オリックスは21日、オンラインカジノを利用した山岡泰輔投手のコンプライアンス違反の疑いがある発表したことを受け、午後10時から球団の後藤俊一広報宣伝部長が宮崎県内で緊急会見を行い、一連の経緯を説明。「自覚を欠いた行動」などと語り、謝罪した。
「山岡選手本人と面談し、過去に海外のカジノライセンスを取得している会社が運営するポーカーゲームのトーナメントに参加していた事実を把握しました」
過去に海外でカジノのライセンスを取得しているサイトが運営するポーカーゲームのトーナメント大会に参加していた事実を把握したと発表。18日に山岡と面談し、違法性の認識の有無に関わらず、社会的影響力の大きいプロ野球選手としての自覚を欠いた行動であったと伝えた。
「社会的に影響力のあるプロ野球選手としての自覚を欠いた行動だったという見解を伝え、山岡選手は本日、大阪市内で警察に相談しました」。カジノの利用回数については「まだ相談中の件なので、お答えを控えさせていただければ」と明言を避けた。
山岡以外の選手の調査については「20日、NPBの方から全選手に対しての調査依頼を受けましたので、対面で選手、スタッフ全員に調査を行いました」と説明。「現時点では(名前が)上がっていません」と新たな利用者は発覚していないという。
ファンサービスに積極的な主力選手だった。それだけに「そういう姿、キャンプ期間中は特に見ていましたので……。はい。ショックなところは……あります」と神妙な面持ち。また、岸田護監督については「確認が取れてないので、ここでは。すみません」と話すにとどめた。
球団からコンプライアンス違反の発表があったのは午後9時2分。そこから約1時間後に設定された会見とあって、報道陣も慌てて集結した。山岡は当面の間、プロ野球選手としての活動自粛。後藤宣伝部長は「警察に相談中の事案。(自粛の)期間は決まっておりません」と語った。山岡の状況については「素直に反省していると聞いてます」と明かし、自宅で謹慎する方向だという。会見は約16分。後藤宣伝部長は「遅い時間に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。