菅野智之を米記者が高評価「カギとなる貢献者」 球宴捕手が体感した“独特”な才能

オリオールズ・菅野智之【写真:ロイター】
オリオールズ・菅野智之【写真:ロイター】

初実戦となるライブBPに登板

 オリオールズの菅野智之投手が21日(日本時間22日)、フロリダ州サラソタで行われているスプリングトレーニングで、初のライブBPに登板。日本でも持ち味としていた抜群の制球力と多彩な球種を披露し、メジャーを代表する捕手を唸らせた。

 菅野はライブBPで、いずれも若手有望株のディラン・ビーバーズ外野手、ジャド・ファビアン外野手と3打席、エンリケ・ブラッドフィールドJr.外野手と2打席対戦し、MLB公式サイトの記事でもこの様子が取り上げられた。ファビアンからは2つの空振り三振を奪った一方、ビーバーズとブラッドフォードからは何度か強い打球を打たれた。

 同記事でジェイク・リル記者は「しかし、投げ終えたスガノは満足そうで、多彩な6種類の持ち球の中から数々の球種を提供した」とし、さまざまな球種を試すことができたと評価。2023年と2024年にオールスターゲームに選ばれ、2023年にシルバースラッガー賞を受賞したアドリー・ラッチマン捕手も「どの投手もそれぞれだが、彼の場合は、制球力が特有だ」「彼には6種類の球種がある。スプリットはとても良い。彼は多くの違った方法で打者を攻める武器を持っていると思う」と太鼓判を押した。

 同記者は「スガノは今季オリオールズのカギとなる貢献者になりうる」とみており、この日のライブBPでも若手3人がメジャー級の投手と対戦経験を積み、チームも菅野の投球についてフィードバックを得られたことを評価。NPB通算136勝を挙げた35歳のオールドルーキーは、躍進へのキーマンとして期待が高まっている。

【実際の動画】球宴捕手も称賛 初のライブBPで菅野智之が披露した“武器”

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