大谷翔平は「力強く打った」 初の実戦打撃で豪快スイング、指揮官称賛「状態良さそう」

初めてライブBP、32球で安打性は2本だった
ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で実戦形式の打撃練習「ライブBP」を行った。マイナー投手と対戦し、32球で18スイング。安打性は2本だった。ロバーツ監督は「ショウヘイの状態は良さそうだった。何球か力強く打っていたことはいいことだ」と目を細めた。
乾いた快音を響かせた。大谷はマイナーの20歳右腕ニコラス・クルーズと対戦。2セット目の7球目、詰まりながらも右越えへ。パワーは健在だった。2セット目のラスト1球でも右前へ。こちらも詰まったのか苦悶の表情を浮かべたものの、ライナーで打球を運んだ。
昨年11月に左肩を手術。キャンプ序盤に「完全に違和感がないという状態ではない。もう少し時間をかける必要はあるかなと思います」と語っていた。それでも、力強い打球を飛ばした。ロバーツ監督は「(タイミングやバットの芯を)外されるスイングは多かったけど、『状態はいい』と言っていた」と話した。
1セット目の3球目にはバットを折られ、「やべぇ!」と苦笑いを浮かべる場面もあった。32球のうちボール14球と見極めもきっちり行った。フリードマン編成本部長をはじめ球団スタッフ、マイナー選手、ファン合わせて300人超が熱い視線を送った。
打者としては2月28日(同3月1日)のエンゼルスとのオープン戦にも初出場する予定だ。指揮官は「(大谷が)投手と対戦したことに興奮している。来週の後半、DHで試合に出場するプランは継続している」と今後への手応えを口にした。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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