再認識した大谷翔平の“異常さ” 二刀流復活へ…米メディアが驚嘆した「週末の仕事」

ブルペン入りしたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ブルペン入りしたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

152.9キロを投げた翌日にバットを握り18スイング

 世界一に輝いたユニホームで“二刀流”への準備は着々と進んでいる。ドジャースの大谷翔平投手はアリゾナ州グレンデールで開かれているスプリングトレーニングで、ブルペンの翌日に打者としての実戦練習メニューをこなした。日に日に完成形へと近づく姿に、米メディアも期待を隠しきれない様子だ。

 大谷は23日(日本時間24日)、実戦形式の打撃練習「ライブBP」を行った。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者は、この様子を「投打ともに復帰へ向けて最新のステージを遂行した」と評した。

 同記者は「たった24時間前、彼はマウンドに上がっていた。2度目の手術を行って以降、最速となる95マイル(約152.9キロ)を計測した」と前日の投球練習について触れた上で、ライブBPについて「ナ・リーグMVPに君臨する男は、利き肩ではない左肩を手術した僅か3か月に、32球を見た。そのうち18球をスイングし、右翼への二塁打と詰まって安打になる打球を放った」とし、打者としての姿を披露した大谷を描写。通常の選手には真似できない練習メニューを「これがオオタニがこなす週末の仕事だ」と表現した。

 ライブBPではマイナー投手と対戦し、安打性の打球は2本だった。それでも同記者は「彼はキャンプの大部分を投手として活動してきたので、打者としては最初のステップと考えていい」と、あくまで始動段階だと指摘。投手としてもノーワインドアップで投げていることを「注目すべき点」として挙げた。

 大谷は打者として28日(同3月1日)のエンゼルスとのオープン戦に初出場する予定。投手としてはオープン戦で登板する予定はなく、投手復帰は5月頃と見込まれている。3月18、19日の東京での開幕戦には、どのように仕上がった姿を見せてくれるのか、日米のメディアが熱視線を注いでいる。

(Full-Count編集部)

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