期待値は青天井も…佐々木朗希の「最大の問題点」 米メディアも不安拭えぬ“129”
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佐々木は2022年の129回1/3が最多イニング
ドジャース・佐々木朗希投手への注目度は日本に限った話ではない。米メディア「ヤフー・スポーツ」では今春のキャンプ注目6選手が取り上げられ、日本の逸材も選出された。「メジャーで打者を翻弄する姿を見る日はそう遠くないだろう」などと高い期待を寄せる一方で、致命的な課題も指摘している。
米メディア「ヤフー・スポーツ」は「MLBスプリング・トレーニング:ロウキ・ササキからマイク・トラウトまで注目の6選手」と題した記事を寄稿。MLB全体に精通しているラッセル・ドーシー氏が執筆し、「この春ワクワクしてみている選手」に佐々木の名前を挙げた。20球団に及ぶ争奪戦の末にドジャース入りし、「ササキは今LAでの完璧な状況に入っている」とみている。
さらに「ドジャースが彼以前にローテーションを埋める投手として獲得した選手たちの名前からすると、この日本人スターは他のチームに落ち着いていたとしたら背負う必要があった仕事量を、負う必要がないのだ」とし、厚い選手層ゆえにプレッシャーの面から解放されているともした。
ただ、「球がエグく、彼がメジャーで打者を翻弄する姿を見る日はそう遠くないだろう」としつつも、「日本人スターの最大の疑問は、MLBに転身する上での耐久力だろう」と指摘。「ここ数年いくつかの怪我があり、ここまでのキャリアで年間129回を超えるイニングを投げたことがない。ドジャースが彼の仕事量どう管理するかが今季の注目点となるだろう」と課題も挙げている。
平均160キロ近い速球と切れ味鋭いスプリッターの威力は抜群。一方で同メディア以外にも佐々木の稼働率については言及されており、「健康に過ごせれば……」の注釈はつきまとう。先日は結婚も発表しており、心機一転、憧れのメジャーの舞台で佐々木は大きく飛躍を遂げられるだろうか。
(Full-Count編集部)
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