曲がりすぎる衝撃的カーブ…打者は“2度見”、米ファン「どうやったら可能?」
MLB公式ツイッターも動画を紹介「とてもクレイジー」「完全にえげつない」
レッドソックスのジョー・ケリー投手が、10日(日本時間11日)の敵地オリオールズ戦で衝撃的なナックルカーブを投じた。あまりの急激な変化にMLB公式ツイッターは「フェアじゃない」との文言を添えて動画を紹介。ファンからは「これ以上にフェアじゃない球を見つけるのは難しい」と“賛同”の声があがっている。
レッドソックスが19-12で勝利するという壮絶な打ち合いとなった一戦。9回を締めたのは、レッドソックスの右腕ケリーだった。驚きの投球が飛び出したのは、先頭ヌネスを迎えた場面だ。
99マイル(約159キロ)の直球などでヌネスを追い込んだケリーは、カウント1-2からナックルカーブを投じた。このボールは急激な変化を見せて真ん中付近から外角低めへ。最後はベースを大きく外れていたが、ヌネスは思わずバットを振った。しかし、ボールとの距離は大きく離れており、ヌネスが空振りした後に捕手を“2度見“するほどだった。
その後、連打で1点を奪われ1回1失点だったケリーだが、この1球のインパクトは絶大。MLB公式ツイッターが「フェアじゃない」との文言を添えて動画を公開すると、ファンは次々と反応した。
「絶対的にいやらしい」
「ワォ、あれはウィッフルボール? これ以上にフェアじゃない球を見つけるのは難しいと思う」
「なんてこった」
「とてもクレイジーだ。また投げられるといいけど」
「どうやったらこれが可能なんだ?」
「自分ならこれよりまともに見えるだろう……ただ見逃し三振になるだろうからね」
「あの球に穴があるか確認して。間違いなくウィッフルボールだから」
「彼が圧倒的な状態に復活してくれるといいのだが。レッドソックスには彼が必要だ!」
「本当にフェアじゃない」
「完全にえげつない!」
ファンがコメントしている「ウィッフルボール」とは、野球が原型となっているスポーツで、穴の空いたプラスチックのボールが使われる。ボールが大きな変化をすることが特徴だが、ケリーはまさにその「ウィッフルボール」で投げられるような“反則級“の1球を投じた。