投手・大谷のメジャー復帰目標は「今季中」と指揮官 次回ブルペンは14日
12日の負傷後初ブルペンは「非常に満足している」
エンゼルスのマイク・ソーシア監督は12日(日本時間13日)、本拠地アスレチックス戦の前に記者の囲み取材に応じ、投手としてメジャー復帰を目指す大谷翔平投手について「今季中の復帰がゴールだ。それは可能だと思っている」と話した。
大谷は前日11日(同12日)に右肘靱帯を損傷後、初めてブルペン入りし、速球とカーブ、スライダーを合計23球投げていた。指揮官は「昨日のブルペンに関しては非常に満足している」と話した上で、今後の復帰プロセスに関して「ブルペンで強度を上げ、制球の精度を上げながら、実際に試合で使う球を全て確認させたい。その過程で当然打者と対戦することになるが、ブルペンと打者との対決を繰り返しながら、メジャー復帰できるように球数を増やしていく。これがプロセス。彼は今、非常にいい感触を持っている。彼のルーティンに関して、我々は柔軟に対応していく予定だ」と説明した。
また復帰時期については、特定の日にちを目指しているのではなく「ターゲットにしている期間はある」と明言。「メディカルスタッフとともに、彼の進捗状況を見ていかなければならない。スケジュールを主体に投げるのではなく、ショウヘイがどういう感覚を持っているのか、どう安全に前進していくのかが大事」と慎重な姿勢を崩さなかったが、同時に「今季中の復帰がゴールだ。それは可能だと思っている」と話した。
次回ブルペンでの投球練習予定は13日(同14日)で、捕手を座らせての投げることになるという。強度に関しては「100%ではないけれど、ある程度の強度が加わったブルペンになる」と説明した。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)