和田毅氏が評価した19歳左腕「完成形ではない」　初勝利に見た風格「2年目と思えない」

プロ初勝利の鷹・前田悠伍に和田毅氏が送ったエール

「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」に和田毅氏が出演。13日の楽天戦でプロ初勝利をあげたソフトバンクの2年目・前田悠伍投手について語った。

　同じ左腕であり、昨年の前田の1軍デビュー戦が、和田氏の公式戦ラスト登板になるなど、縁の多い2人。和田氏は昨季、筑後の球団施設で何度か言葉を交わす機会があったと振り返る。

「向こうから話しかけるのは難しいかなと思ったので、『スライダーはどういう感じで投げてるの？』と僕の方から質問したり、その流れで逆に『どういうイメージで投げていますか？』と聞いてきてくれたり。ちょこっとだけでしたけど、そういった会話はしていましたね」

　そんな前田悠が初勝利を手にした楽天戦。5点リードの6回に印象的なシーンがあった。無死一、二塁のピンチを前田悠はトリプルプレーで切り抜けた。和田氏は「高卒2年目とは思えないですよ……」と左腕の強心臓ぶりに感心すると「ここで止まってもらっても困りますからね。まだまだ始まったばかりですよ」とエールを送った。

　和田氏は前田悠の魅力を「まだストロングポイントが完成していないことがストロングポイント」と分析。「学んで、成長していこうという気持ちを強く持っている投手なので、これが完成形ではないと思います。その状態でも、あの投球（13日・楽天戦）ができるんですよ。日々成長していくなかで、少しずつ彼のストロングポイントが出てくるはずです。伸びしろしかないですよ」と期待を寄せた。

（「パ・リーグ インサイト」編集部）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）