51歳の松井秀喜氏、2年連続豪快弾 広いバンテリンDもお構いなし…イチロー氏も大喜び

昨年は足は負傷しながらも特大弾
松井秀喜氏が「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」の一員として、31日にバンテリンドームで行われた「高校野球女子選抜」との一戦に「4番・中堅」で先発出場。3回2死一、二塁で迎えた第2打席で2年連続となる本塁打を放ち、ファンを熱狂させた。
両翼100メートル、中堅122メートルと広いバンテリンドームでもゴジラのパワーは健在だった。0-0で迎えた3回2死一、二塁、関本陽菜投手(開志学園)が投じた115キロを捉えると打った瞬間にわかるアーチを右翼席中段に突き刺した。2年連続となる衝撃弾にスタンドからは大歓声があがった。
試合前のフリー打撃では、多くのファンが見守るなか43スイングしたものの柵越えがなく、思わず苦笑い。それでも本番では日米通算507本塁打(NPB332本、MLB175本)の凄みを発揮した。
松井秀氏は初参加となった昨年、試合の序盤での守備で足を痛めながらも8回の第6打席で右翼席へ豪快な3ランを放った。イチロー氏も大喜びし、ハグを交わしていた。この日はランナーにイチロー氏を置いて快音を響かせ、本塁生還時に大喜びで迎え入れられた。
「高校野球女子選抜」との真剣勝負は、今年で5年目を迎えた「高校野球女子選抜強化プログラム」の一環で、今回は初めてイチロー氏の地元・愛知で行われた。今年は4年連続出場となる松坂大輔氏に加え、松井稼頭央氏も初参戦となった。